ひかり、洪水
すべては 洪水のように下へ向かっている
すべては 失う過程にすぎない事象である
ある朝 銀の鳥籠に反響する女神の歌が
悲鳴に似た擦れ音に聞こえたので
私は 聖水に浸して 羽を洗い
彼の実のなる樹を目差す事にした
世界が果てる瞬間を 最も早く告げる為に
溢れ、繋がり、先を争い、いつか崩じて
それでも輝くものは 刹那、ここに残るものだ