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日溜まりの檻

日溜まりの檻作詞:日山 尚 作曲:霜月はるか 編曲:MANYO夜明けの無き常闇の国 静寂から零れた灯が照らした日溜まりの記憶傷だらけの肢体(からだ)をなぞる引き裂いても魂(こころ)は動く瓦礫を這う無数の死が苦痛を追い続けていたただ懺悔を求め…

その手が象る世界

 木製の画架に乗せられたキャンパスに描かれていたのは、鮮やかな蒼い花と金色の髪の少女だった。 風に舞う花片を追っているのか、それとも解き放とうとしているのか。後ろ姿の彼女はたった一人、蒼いリプアラの花が咲き乱れる場所に立ち、白い肌をさらした…

密室の窓

セレスターラ西宮殿の奥に隠された部屋があることは、限られた者にしか知られていなかった。天の陽から薄布で守られた白い密室。どこか危うさをたたえた静謐の中に、彼女は長いこと一人で残されていた。ここへに呼ばれてどのくらい経つのか。時を計る術はない…