アリエスの花想録とは
- 「アリエスの花想録シリーズ」は、アリエスのカルテに記録された幻想患者ひとりひとりにスポットを当てる新シリーズで、歌曲をメインに展開しています。
- 「イリヤの手記」は、これらを含むお話をアリエスの弟子イリヤ視点で綴ったもの。CDの特典冊子やWebにてノベル形式で公開します。
<バックストーリー>
魔花に魂を蝕まれた幻想患者の症例を記す【アリエスの花想録】。
世界に蔓延する【幻想病】。幻想に囚われ、目を覚ますことなく死に至る病。
その原因が【魔花リプアラ】と知る隠れの魔女アリエスは、幻想患者を現実へと呼び戻す禁断の【回帰術】の研究をし、その症例をカルテに記録していた。
●花想少年〜イリヤの手記〜(ノベル)
pre story
イデリア王国の首都の端っこにある、訳あり魔術関係者専用のアパート。
アリエスの弟子となったイリヤは兄弟子のマキと師匠、そして謎に包まれたアパートの大家たちと共同生活をはじめる。
まだまだ見習いのイリヤはマキと協力しながら、裏ギルドではたらく『回帰術士アリエス』の助手として、様々な患者と関わっていく。
⇒ノベル準備中
●音なき森のイヴ(CD)
翠の王国の果て、光と音を失った双子の姉弟【イヴとルカ】の事例。
more story(ネタバレ)
事故で領主の父と母を失った双子の姉弟のイヴとルカ。
それぞれ光と音をも失い、寄り添って暮らす双子の元にやって来たのは怪しげな男。
生前の父が莫大な借金の肩代わりと引き換えに、娘のイヴを差し出す契約をしていたという。
イヴはルカと家を守るためならと進んで男の馬車に乗る。
そして為す術もなくイヴを見送ったルカ。
己の無力さを責めつづけるルカの元に、イヴの死の報せが届く。
それから、ルカはもうどこにも居ないはずのイヴを探しつづけた。
ようやく森の奥で見つけたイヴは、ルカ自身の姿だった。
彼は己こそがイヴであり、死んだのはルカのほうだと思い込む。
イヴを奪った男に植えられたリプアラの魔力で、ルカは幻想病となってしまった。
●書き溜めた余白(CD+手紙)
ある幻想患者の女性の過去を知るため、アリエスが問い合わせた修道女から届いた返事。
それは、メイド時代に主人に吐き続けた、優しくも残酷な嘘の告白の手紙。
more story(ネタバレ)
メイドは屋敷の令嬢である主人の恋人になりすまし、主人と文通をしていた。
自分の名前では主人への愛を語ることが許されないが、名を騙ることで素直に想いを綴ることができたという。
事実が発覚した後、メイドは屋敷をクビになり、紹介状も書いてもらえず修道院送りになる。
それでも、自分が主人を愛していたことは事実であり、あの手紙の想いに嘘はなかったのだと、修道女は主張した。
しかし、その文通のせいで主人は恋人の死を信じられないまま帰りを待ちつづけ、何年経った今も幻想の中にいるのだった。
●花想少女〜Lip-Aura〜(ボイスドラマ+歌曲)
イリヤの前日譚。
イリヤがアリエスに弟子入りするまでの物語。
[捻子巻く月シリーズ]